先日行って来た、スキー旅行でのこと・・・
　深夜１時ころ、喉が乾いたので宿の自販機コーナーへ繰り出したのだが、その日から、中学校のスキー合宿のお客が宿泊していたせいか、前日には使えたはずの自販機が、使用できなくなっているではないか。自分らの部屋に戻っても、飲み物は水道水と酒しかない。
（すでにここらへんで、ダメな大人っぽい気もする・・・（笑））
　窓の外の雪景色を眺めながら、どうしようかと思案しているぼくらの視線の端に、小さな笑い声を上げながら、教員の目を盗んで部屋から部屋へと移動する中学生が映った。余談ではあるが、この時、当の先生方は食堂において酒宴の真っ最中であったのを、ぼくらは確認している。だから、安心して移動したまえ中学生諸君！（笑）
「きっとあいつら、ジュース買いこんでるよね？」
「そのジュース、３本くらいくれ。漱石１枚やるから！　って言って、もらってこようか？」
「うわあ。金に物を言わせる、ダメな大人だ！（笑）」

　冗談もほどほどに、飲み物はあきらめて部屋に帰ったが、話題は中学生のこと。
「なんか、中学生たちに混じって、話とかしてみたいよね。ちょっと」
「うん。やろうか（笑）」
「怒られるって（＾＾；　そんなことしたら」
「大丈夫だよ。もし見つかったら、酔ったフリすれば良いんだし！！」
「うわ〜。それ、ダメな大人の極みだね！」

　翌日、東京へ向かう帰りのバスの中で、「ダメボトル」とか「ダメ水」とか「ダメな大人の素」とか称して、少しだけ残ってしまった日本酒を、一升瓶のままラッパ飲みしながら回し飲みをする、いよいよダメな大人がいましたとさ・・・（笑）