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▼ 日本人はマニアック

 例えばアメリカ人に比べて、日本人はマニアックな傾向にあるんじゃなかろうか?

 野球(BaseBall)を例に出してみよう。メジャーは、誰よりもパワーのあるやつが、誰よりも速い球を投げる奴の球を、誰よりも遠くへ飛ばすこと、またはその逆で、誰よりも速い球を投げる奴がビシっと三振を取る、といったことが良しとされる傾向にある。一方日本のプロ野球では、確かにそういった対戦を好む人も少なくないが、遅い球でタイミングをはずすだの、間合いをつかんだ投球術だの、しぶとくライト線へ流すだの、絶妙な送りバントだの、挙げれば際限がないほどにマニアックな部分で楽しんでいる人も数多くいるだろう。
 プロレスにしても、アメリカンプロレスというのはパワーとパワーのぶつかり合いの傾向が強いが、日本では関節技に秀でたものや、ねちねちと粘り強く攻めるものというのが、かなり幅を利かせている。

 漫画文化やらアニメ文化といったものだって、日本以上に力を持っている国なんてないそうで、同様に日本ほど深く根強く浸透している国もないそうである。

 「通」なんて言葉が、日本人のマニアックな傾向を結構如実にあらわしてるんじゃなかろうか。「お客さん、通だねぇ」なんて言われて、喜ばない人ってのも少なそうだもんなぁ(ぼくはまだ言われてことがないが・・・)。嗚呼、マニアックジャパン・・・(笑)

 ま、ぼくは大好きなんだけどね。マニアックなところ(笑)。

1999.06.30

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